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ドイツワインは、甘口の白ワインが有名ですが、産地ごとの特徴やおすすめポイントを分かりやすく紹介。

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ドイツのワインgerman wine

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ドイツのワインにつて

ドイツといえば、誰もがビール大国と思いますが、
ワイン造りに歴史はローマ時代にまで遡り、ブドウの栽培地としては北限に近い位置に存在し、
冷涼でブドウはゆっくりと成熟し、糖度の高い甘口ワインが有名です。
最近では、辛口から甘口まで、バラエティー豊富なワインが造られています。

ドイツのワイン畑は、ほとんどが川沿いの斜面に作られています。
高い緯度にあるため、日照不足を補うために水面の反射を利用したり、寒冷な気候に備えるためです。
しかしそのため、ブドウはゆっくり育成し、熟すことで糖度を蓄え、さわやかでフレッシュ感のある酸味と甘みにあふれた白ワインが造られています。
     

ドイツワインの特徴

ドイツのワインの産地は、ほとんどがライン川とその支流のモーゼル、マイン川流域にあります。
白ワインが生産の半分以上を占めていますが、特に粒が小さく寒さにも強いリースリング種は、収穫時期が遅くなるほど糖分が増し、甘口の柔らかな酸味の高級な白ワインが造られています。
特にモーゼル地区とラインガウ地区は、優れたワインの産地として知られています。

ドイツワイン 種類 一覧

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ドイツのワイン法

ドイツのワイン法は、地域別だけでなく、甘さ辛さの度合によっても分けられる独自の格付け基準があります。

EU法でのVQPRD(保護伝統表記ワイン)に当たる地域指定優良ワインは、
肩書付上質ワイン(QmP)と特定産地上質ワイン(QbA)とに分かれています。
テーブルワインに当たるものが「Landwein(26の生産地域指定ワイン)」と 「Deutscher Tafelwein(ドイツ産ワイン)」になります。

果汁の糖度基準

収穫時のブドウ果汁の糖度(エクスレ度)で示され、数値が高いほど糖度・格付けが高くなります。

トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)

最低エクスレ度150~154。
最低アルコール度5.5%。
貴腐菌(ボトリティス・シネレアBotrytis cinerea菌)が付いて、 干からびたブドウから造られます。 糖度も高く極甘でかつ香りの強いワインとなります。


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アイスヴァイン(Eiswein)

最低エクスレ度110~128。
「氷結摘み」といわれるワイン。
自然の状態でに凍結しているブドウから造られます。氷結するまで待つため、遅摘みで完熟したブドウになります。糖や酸は濃縮され、極甘口にですが、貴腐の香りはしません。 カナダとドイツでしかできないワインです。      


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ベーレンアウスレーゼ(Beerenauslese)

最低エクスレ度110~128。
最低アルコール度5.5%。
Beerenhaは粒のことで、「粒選り」の意になります。貴腐菌のついたブドウを選んで収穫したものでつくるので、 極甘口のワインになります。     



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アウスレーゼ(Auslese)

最低エクスレ度83~105。
最低アルコール度7%。
完熟したブドウの「房」を選んで摘み取り、作られる甘口ワイン。     


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シュペトレーゼ(Spätlese)

最低エクスレ度76~95。
最低アルコール度7%。
遅摘みのブドウから造られるワイン。その品種の収穫時を遅らせ、熟した状態にして摘み取ります。        


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カビネット(Kabinett)

最低エクスレ度70~85。
最低アルコール度7%。
熟したブドウから造られるワイン。      


   

モーゼル 地域

ドイツを代表するワインの産地です。
白ワインが中心で、リースリング種が多く栽培されていますが、モーゼル特有の土壌が、ほかの地域とは異な風合いを醸しています。
ベルンカステル地区にある、かつて大司教がこの畑のワインを飲み、病が回復したのでドクトール(医者)と名づけられた畑で造られるワインが有名です。
ザール地区の栽培されるリースリング種は、ザール リースリングと呼ばれ、高品質の白ワインが造られています。

    

ラインガウ 地域

川沿いの南向き斜面に40㎞はど広がる、ワインの名産地です。
リースリング種がほとんどで、ドイツを代表する高品質の白ワインが生産されています。


    

フランケン 地域

フランクフルトの南東部に位置し、ドイツ最古のワインの産地といわれています。
ミューラートゥルガウ種、シルヴァーナ種主な栽培品種で、辛口の白が知られています。


ドイツワイン 種類 一覧



 ドイツワイン 種類 一覧

このページは、主に下記の2書を参考にさせていただきました。
より詳しく知りたい方には、図版も多くわかりやすい説明の両著をおすすめします。

ナツメ社、井出勝茂監修、「最新版 ワイン 完全バイブル」
成美堂出版、木村克己監修「ワインの大事典」


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※参考文献

學燈社、「食の文化誌」
講談社学術文庫、吉田元、「日本の食と酒」
講談社現代新書、井波律子、「酒池肉林」
角川文庫、三井銀行ことばの豆辞典編集室編、「ことばの豆辞典」
新潮文庫、杉浦日向子、「大江戸美味草紙」
角川文庫、和歌森太郎監修、牧田茂、斎藤知克編、「生活むかしむかし」
河出文庫、和歌森太郎、「酒が語る日本史」
サンマーク文庫、上杉孝久、「日本史がおもしろくなる日本酒の話」
講談社現代新書、小泉武夫、「酒の話」
毎日新聞社、「話のネタ」
サイエンス・アイ新書、酒類総合研究所「うまい酒の科学」
講談社、「世界の名酒事典」編集部編「飲めば天国」
講談社、「世界の名酒辞典」
ナツメ社、武者英三監修「日本酒事典」
枻(えい)出版、「日本酒」
ちくま新書、山同敦子「めざせ!日本酒の達人」
講談社、山同敦子「日本酒ドラマッチク」
技術評論社大人の自由時間、「うまい日本酒を知る、選ぶ、もっと楽しむ」
光文社知恵の森文庫、上原浩「純米酒を極める」
光文社知恵の森文庫、古川修「世界一旨い日本酒」
日経プレミアシリーズ、北原康行「日本酒テイスティング」
三一書房、蝶谷初男「日本酒がわかる本」
成美堂出版、山同敦子「本格焼酎の辞典」
光文社新書、田崎真也「本格焼酎を愉しむ」
金羊社、「焼酎楽園」
岩波アクティブ新書 49、富永麻子「泡盛はおいしい」
西日本出版社、鯨本あつ子・石原みどり「あまみの甘み あまみの香り」
小学館文庫、瀬川慧「粋に愉しむ焼酎NOW」
枻(えい)出版、「ウィスキーの基本」
新潮選書、土屋守「ウィスキー通」
新潮社、輿水精一「ウィスキーは日本の酒である」
小学館、サライ2017、12月号「ウィスキー基本のき」
講談社+α新書、堀賢一、土屋守、福西英三著、「ワインと洋酒を深く識る酒のコトバ171」
ナツメ社、井出勝茂監修、「最新版 ワイン 完全バイブル」
永岡書店、的場恵子「ベスト・ワインストーリー」
成美堂出版、木村克己監修「ワインの大事典」
ちくま文庫、山下範久「教養としてのワインの世界史」
新星出版社、木村克己「ワインの教科書」
朝日新書、奥山久美子「極上ワイン100本」
新星出版社、「カクテル&スピリッツの教科書」
枻(えい)出版、「ビールの基本」
株式会社マイナビ、「ビールの図鑑」
宝島社、「ビールの教科書」
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