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ブドウの品種の違いは、ワインの味や香り決める要素です。ブドウごとの特徴を知ることが、ワイン選びのお役に立ちます。

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ブドウの品種による違いcultivars

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ブドウの品種による違い

1000種以上はあるといわれているブドウの中で、ワイン用として栽培されている品種は、100種類くらいといわれています。
ワインの香りや味わいなどの個性を決める藻は、醸造方法などによって違いますが、基本となるものは、原料となるブドウです。
ワイン用のブドウは食べるブドウと違って、実はやや小ぶりで、皮(果皮)は厚く、内側の果肉(果汁)部分は糖度が高く、非常に甘くなっています。
中の種を包んでいるゼリー状の部分は、すっぱくなっています。


ワイン ブドウ品種 一覧

ワイン ブドウ品種 一覧 果皮について

赤ブドウや白ブドウなどの色を決めているのは、この部分に含まれる色素の違いによってです。
タンニンが含まれていますので、食べたら渋いはずです。

ワイン ブドウ品種 一覧 果肉について

ここに含まれる糖分は発酵してアルコールができますが、アロマ成分も含まれています。
アロマ成分はワインの香りのもとになりますが、品種によって違います。

ワイン ブドウ品種 一覧 種子について

種子にもタンニンが含まれていますが、ビターオイル(苦味成分)も含まれて入れ、ワインの風味を決める重要な要素になっています。

よいワイン=よいブドウ

ワインの原料は100%ブドウです。
つまり、よいブドウが育つところに、よいワインができるのです。

ワインベルト

ワイン用のブドウが育つ条件は、平均気温が10~16℃で、ワインベルトといわれる地域です。

ワイン ブドウ品種 一覧

より最適な条件は、気温の低い地域で、昼夜の寒暖差が大きいこと、
日照量が十分確保できることで、そのため、太陽側を向いた斜面が選ばれることが多いようです。
雨量は多くなく、水はけのよい痩せた土地が向いています。

気温の高い土地はブドウの育ちが早く、収穫量が多くなりますが、
低い地域ではゆっくり育ち、収穫時期が遅くなるので十分に熟し、糖度をため込みます。
しかし、その分収穫量は減ります。

温暖な地域で育つブドウは、酸味は弱く、果実味が豊富でまろやかなブドウになり、
寒冷な地域のブドウは、酸味が強い、シャープで切れの良い風味になります。

水はけのよいやせた土壌では、ブドウは地中深く根を張り、ミネラル分をたっぷり吸収しますが、
肥沃な土壌では根は横に広がるので、その分凝縮したブドウになります。

品種によって、その地に適したブドウは異なります。

最近では気候変動の影響のせいか、より高い緯度、より高い場所でよいブドウが育つようになっているといわれています。

赤ワインに使われる主なブドウ品種

赤ワイン用、白ワイン用、赤白どちらも作られる品種がありますが、
世界的に人気があり、多く栽培されている品種や、
最近人気の出てきた日本種のブドウなど、おもな品種を紹介します。


ワイン ブドウ品種 特徴


ワイン ブドウ品種 特徴 カベルネ ソーヴィニヨン
ワイン ブドウ品種 特徴フランスのボルドー原産で、ボルドー地方を中心に、世界各地で栽培されている人気の赤ワイン用の黒ブドウ品種。
ヨーロッパをはじめ、東欧、南米、オーストラリア、南アフリカと、広く栽培されています。
香り成分やポリフェノールの一種であるタンニンが多く含まれ、芳醇で味が濃く、深い色、香りのワインになります。
ボルドーではブレンドされ、長期熟成するとまろやかさが加わるので、高い人気を集めています。
最近、特に品質、人気ともに注目を集めているアメリカ西海岸では、同じ品種でも、フルーティーさや風味があり、ヨーロッパのワインとは違った風味が楽しめます。
チリでも、単一品種での製造に成功しています。


ワイン ブドウ品種 特徴 カベルネ ソーヴィニヨンだけで造られているワイン。


ワイン ブドウ品種 特徴 メルロー
ワイン ブドウ品種 特徴ボルドー原産の黒ブドウ種。
まろやかでフルーティ、タンニンが少ないので渋みが少なく、甘い香りがあります。
飲みやすいうえ、栽培しやすいので世界的に人気の品種です。
フランスでの栽培量が一番多品種で、味をまろやかにするためにカベルネ ソーヴィニヨンとブレンドすることも多いそうです。
アメリカのカルフォルニア洲やワシントン州、チリなどでも栽培は盛んです。
日本では、長野県、山梨県、山形県の山間部などで、高品質のワインが造られています。

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ワイン おすすめ ピノ ノワール
ワイン ブドウ品種 特徴ブルゴーニュ原産の黒ブドウ種。
冷涼で乾燥した地域を好み、小粒で房も小さく、皮は薄く、病害虫にも弱いので、
栽培が難しいとされていますが、糖度が高く、独特の華やかな香りと、渋みが少なくなめらかな風味があるので、世界中で栽培されています。
気候や土壌などのテロワールによって、個性が大きく変わり、何所で栽培されたかで、風味も違ってきます。
高緯度地方や寒暖差の大きい地域、フランスのブルゴーニュ、シャンパーニュ、アメリカのオレゴンやカルフォルニアの寒冷地、ニュージーランドなどで造られていますが、
チリやオーストラリアでも生産できる地域があります。



ワイン ブドウ品種 特徴 高級ワインの代名詞 ロマネ コンティ

フランスのブルゴーニュ地方で造られるピノ ノワール種の最高級ワイン。
生産量が少ないため、希少価値が高まり、世界でも高級ワインの一つ。

ワイン ブドウ品種 特徴1本450万の値が付いた  ピノ ノワール

TV東京の「なんでも鑑定団」で、 アンリ ジャイエのワインに、1本で450万円もの鑑定額がつきました。
「ブルゴーニュの神様」と称えられ、番組では『神の手を持つ』と紹介されています。
管理者のブログにも投稿しています。

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アンリ ジャイエ(Henri Jayer)の遺伝子を引き継ぐワイン。
ジャイエ(Henri Jayer)は1988年に引退し、 甥のエマニュエル ルジェに仕事を譲りましたが、体調を崩すまでエマニュエルにワイン作りを教えながら畑に立っていました。
また、後続の指導に熱心で、カミュゼ家のジャン・ニコラ・メオ氏を始め、彼の影響を受けた生産者は数多く、 そのほとんどがブルゴーニュのそれぞれの村の次代の担い手となっています。

エマニュエル・ルジェの息子であるニコラ・ルジェは、 香りを大切に醸造し、濃さとは無縁の繊細でエレガントなワインを造っていきたいと、大叔父や父の後を追っています。 エマニュエル・ルジェの息子ニコラ・ルジェ。香りを大切に醸造し、濃さとは無縁の繊細でエレガントなワイン造りを目指してい



ワイン ブドウ品種 特徴 マスカット ベリーA
濃厚でフルーティな香りを持ち、スムー
ズで軽やかな飲み口の日本独自の品種。
新潟県のブドウ栽培家が、ベリー種とマスカットハンブルグ種を交配させて作ったブドウ。



ワイン ブドウ品種 特徴 ネッビオーロ
北イタリア ピエモンテ原産の黒ブドウ種。
イタリアを代表するワイン、バローロ、バルバレコを造る品種で、栽培が難しいので、イタリア以外では、あまり栽培されていません。
酸味、渋みが強く、熟成させると味や香りが深くなります。



ワイン ブドウ品種 特徴 テンプラニーリョ
スペイン原産の固有の黒ブドウ種で、伝統的に高品質のワインを作ってきました。
タンニンが多く、酸味も強くなりますが、熟成によって、ポムロールのメルローのようになるものもあります。
スペイン各地で栽培されています。



ワイン ブドウ品種 特徴 ガメイ
フランス ブルゴーニュのボジョレーを代表する品種です。
明るい色のブドウで、花のような香り、果汁実のある軽さと渋みが特徴になります。
早飲みタイプのワインが多く、フルーティでさわやかな飲み口で、ボジョレー ヌーボーが有名です。

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ワイン ブドウ品種 特徴 ジンファンデル
カルフォルニアを代表する品種。イタリアなどでも栽培されています。
親しみやすいタイプのワインが多くありますが、濃厚な味わいで、ロゼ仕立てなど、様々なタイプのワインも造られています。



ワイン ブドウ品種 特徴 マルベック
フランスボルドー原産の黒ブドウ種ですが、フランスでは南西部のカオール地区で多く栽培されています。ほかに、南米のアルゼンチンでも栽培されていますが、南北で特徴が大きく異なります。
フランスでは濃厚で、「黒いワイン」の別称もあります。
アルゼンチンではフルーティで果実味のあるスパイシーなワインになります。



ワイン ブドウ品種 特徴 ピノタージュ
ピノ ノワールとサンソーを掛け合わせた南アフリカ独自の品種。濃厚で酸味もしっかりしているが、スムーズな口当たり。



同じ品種でも、栽培される国によっても風味が異なってきます。
あくまでも目安ですが、その違いを知っておくことは、ワイン選びのお役に立ちます。

ワイン ブドウ品種 特徴


ワイン プチトリビア2

ワイン ブドウ品種 特徴 ロマネ コンティの名前の由来
「ロマネ コンティ」は、ブルゴーニュ地方のヴォーヌ ロマネ村にある特級格付けされた畑の名前で、そこで採れたブドウで造るワインにも同じ名前がついています。
「ロマネ」はこの畑を作った古代ローマ人に、「コンティ」は1760年にこの畑を所有したコンティ侯爵から来ています。

白ワインに使われる主なブドウ品種

ワイン 種類 一覧白ワイン用の主なブドウの品種は、
こちら








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※参考文献

學燈社、「食の文化誌」
講談社学術文庫、吉田元、「日本の食と酒」
講談社現代新書、井波律子、「酒池肉林」
角川文庫、三井銀行ことばの豆辞典編集室編、「ことばの豆辞典」
新潮文庫、杉浦日向子、「大江戸美味草紙」
角川文庫、和歌森太郎監修、牧田茂、斎藤知克編、「生活むかしむかし」
河出文庫、和歌森太郎、「酒が語る日本史」
サンマーク文庫、上杉孝久、「日本史がおもしろくなる日本酒の話」
講談社現代新書、小泉武夫、「酒の話」
毎日新聞社、「話のネタ」
サイエンス・アイ新書、酒類総合研究所「うまい酒の科学」
講談社、「世界の名酒事典」編集部編「飲めば天国」
講談社、「世界の名酒辞典」
ナツメ社、武者英三監修「日本酒事典」
枻(えい)出版、「日本酒」
ちくま新書、山同敦子「めざせ!日本酒の達人」
講談社、山同敦子「日本酒ドラマッチク」
技術評論社大人の自由時間、「うまい日本酒を知る、選ぶ、もっと楽しむ」
光文社知恵の森文庫、上原浩「純米酒を極める」
光文社知恵の森文庫、古川修「世界一旨い日本酒」
日経プレミアシリーズ、北原康行「日本酒テイスティング」
三一書房、蝶谷初男「日本酒がわかる本」
成美堂出版、山同敦子「本格焼酎の辞典」
光文社新書、田崎真也「本格焼酎を愉しむ」
金羊社、「焼酎楽園」
岩波アクティブ新書 49、富永麻子「泡盛はおいしい」
西日本出版社、鯨本あつ子・石原みどり「あまみの甘み あまみの香り」
小学館文庫、瀬川慧「粋に愉しむ焼酎NOW」
枻(えい)出版、「ウィスキーの基本」
新潮選書、土屋守「ウィスキー通」
新潮社、輿水精一「ウィスキーは日本の酒である」
小学館、サライ2017、12月号「ウィスキー基本のき」
講談社+α新書、堀賢一、土屋守、福西英三著、「ワインと洋酒を深く識る酒のコトバ171」
ナツメ社、井出勝茂監修、「最新版 ワイン 完全バイブル」
永岡書店、的場恵子「ベスト・ワインストーリー」
成美堂出版、木村克己監修「ワインの大事典」
ちくま文庫、山下範久「教養としてのワインの世界史」
新星出版社、木村克己「ワインの教科書」
朝日新書、奥山久美子「極上ワイン100本」
新星出版社、「カクテル&スピリッツの教科書」
枻(えい)出版、「ビールの基本」
株式会社マイナビ、「ビールの図鑑」
宝島社、「ビールの教科書」
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