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アメリカワインは世界のトップクラスのレベルにあり、生産地や種類、特徴をわかりやすく説明します。

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アメリカのワインamerican wine

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アメリカのワイン

アメリカは、消費量、生産量、品質ともに世界のトップクラスに入るワイン大国です。
生産地は、東部海岸側にもありますが、ほとんどが西海岸側にあります。
ワイン造りの歴史が浅い分、自由な発想のワイン造りが行われていることと、海岸側の冷涼な気候、内陸部の乾燥した乾いた気候、複雑な地形などが絡み合って、その土地に適したブドウ栽培がなされています。
特にカルフォルニアは、アメリカの生産量の90%近くを占め、ヨーロッパワインとは違うテイストの質の高いワインも多く作られています。
     

アメリカワインの歴史

アメリカのワインは、19世紀後半にヨーロッパ系のブドウを持ち込み、造られたのが始まりといわれていますが、
17世紀の中ごろ、東海岸のニューヨーク州に、オランダ人によってマンハッタン島にブドウが植えられたのが始まりという説もあります。
アメリカの90%の州でワイン造りがなされてましたが、ほとんどは地元で消費されていました。
本格的にワイン造りが行われたのは、西海岸、特にカルフォルニアですが、
1960年代の頃は、安価なワインを大量に供給することが求められ、温暖な気候のセントラル ヴァレーで、大規模なワイナリーによって造られていました。

70年代なると、より高品質のワインを造るために、冷涼な気候のパナ ヴァレーやソノマ ヴァレーに畑が拓かれ、様々な製造法方が試され、技術が磨かれていきました。
しかし80年代に入ると、フィロキセラという害虫の発生によって、それまでのブドウの樹の植え替えができなくなり、
最新の栽培技術が研究され、特に1988年からフランスのブドウの苗が輸入できるようになり、カルベネ ソーヴィニヨンやジンファンデル、シャルドネなどから、ブドウの品種を活かした質の高いワインが生産されるようになりました。

アメリカワインの特徴

アメリカのワインはヨーロッパとは違う、わかりやすい味わいが特徴です。
ブドウの栽培方法や技術の改良、研究を重ね、醸造技術も最先端のものを取り入れ、風味が強く出て、果実味豊かなワインが造りだされていますが、
近年では、デリケートで、バランスの良い風味のワインも多く造られるようになりました。
    

ブラインド テイスティング対決

1976年、アメリカ健康く200年を記念したアメリカvcフランスの赤白ワイン対決のイベントが開かれました。
当然、ワイン王国のフランスが圧勝するに決まっていますから、余興のつもりだったようですが、
結果は、赤白ともにアメリカワインの勝利でした。

プライドを傷つけられたフランスは10年後の1986年に熟成タイプでの再チャレンジを約し、またもアメリカ勝利。

その20年後の2006年にはヴィンテージワインで再々チャレンジ、またまたアメリカワインが勝利しました。

*ブラインド テイスティング対決については、古谷三敏氏の「BARレモンハート/ニューヨークのリターンマッチ」で描かれていますから、そちらもご覧ください。

アメリカワイン 種類



カルフォルニア ワイン

アメリカワイン 種類 一覧

南北に長く、1州で世界有数の生産量を誇ります。

海岸側で北部( ノース コースト )のパナやソノマは高品質のワインで有名で、セントラル コーストでも品質のいいワインが生み出されています。

内陸部にある広大なセントラル ヴァレーには、大規模なワイナリーが多く、エコノミーな価格のワインが多く造られています。

    

ブティック ワイナリー

ワイン造りはセントラル ヴァレーでの大量生産が中心でしたが、1970年代になると一部の生産者たちがブドウ栽培に適した寒冷な気候の土地を求めて、沿岸部のパナやソノマに畑を拓きました。

栽培方法や醸造法などにもこだわり、高い品質のワインを造り始めました。

彼らのワイナリーはブティック ワイナリーと呼ばれ、’80年代後半になるとフランスのブドウの苗の輸入が自由になり、ピノ ノワールやシャルドネなどで、本場フランスにも負けないワインが数多く造りだされるようになりました。


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ほかの州のワイン

    

ワシントン州

オレゴン州の北に位置し、湿度の高い西側と、乾燥した東側に分かれますが、昼夜の寒暖差が大きいなど、ブドウの栽培に適した気候です。
西海岸の最北部に位置していますが、カスケード山をはさんで、湿度の高い海側の西部と、乾燥した内陸側東部に分けられます。
どちらも日照や昼夜の寒暖差、土壌などブドウの栽培に適していて、カベルネ ソーヴィニヨン、シャルドネ、メルローなどから高品質なワインが造られています。

   

    

オレゴン州

カリフォルニア州の北に位置し、冷涼な気候と多様な土壌があり、特にピノ ノワールは有名です。
ほかにシャルドネやリースリングなども栽培され、果実味が豊かでフルーティーな香りのインが造られています。


    

ニューヨーク州(東海岸)

17世紀の中ごろ、オランダ移民がマンハッタン島にブドウを植えたのが始まりといわれ、州内には200以上のワイナリーがあります。
以前はラブルスカ種が多かったのですが、1950年ころからはヴィニフェラ種も造られるようになりました。

      

アメリカのワイン法

アメリカでは、EUと違い、政府認定のアメリカン ヴィンティカルチャル エリアズ(AVA)の栽培地がありますが、
栽培地だけで、品種や製造方法についての規定はありません。
品種や生産地などをラベルに表示する場合は、ブドウの含有比率については決められています。 
  

ラベルの表示

産地について
おいしいワイン 選び方 州名

州内で収穫されたブドウを75%以上使用。( カリフォルニア州は100% ワシントン・オレゴン州では95% )

おいしいワイン 選び方 郡名( カウンティ County )

郡内で収穫されたブドウを75%以上使用。

おいしいワイン 選び方 AVA

AVA内で収穫されたブドウを85%以上使用。

おいしいワイン 選び方 畑名( ヴィンヤード Vineyard )

同じ畑で栽培されたブドウを95%以上使用。

品種について

表示されたブドウ品種を75%以上使用。

ヴィンテージ(ブドウの収穫年)
おいしいワイン 選び方 AVA内

その年に収穫されたブドウを95%以上使用。

おいしいワイン 選び方 AVA以外

その年に収穫されたブドウを85%以上使用。

アメリカワイン 種類 選び方

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ワイン 種類 特徴

※参考文献

學燈社、「食の文化誌」
講談社学術文庫、吉田元、「日本の食と酒」
講談社現代新書、井波律子、「酒池肉林」
角川文庫、三井銀行ことばの豆辞典編集室編、「ことばの豆辞典」
新潮文庫、杉浦日向子、「大江戸美味草紙」
角川文庫、和歌森太郎監修、牧田茂、斎藤知克編、「生活むかしむかし」
河出文庫、和歌森太郎、「酒が語る日本史」
サンマーク文庫、上杉孝久、「日本史がおもしろくなる日本酒の話」
講談社現代新書、小泉武夫、「酒の話」
毎日新聞社、「話のネタ」
サイエンス・アイ新書、酒類総合研究所「うまい酒の科学」
講談社、「世界の名酒事典」編集部編「飲めば天国」
講談社、「世界の名酒辞典」
ナツメ社、武者英三監修「日本酒事典」
枻(えい)出版、「日本酒」
ちくま新書、山同敦子「めざせ!日本酒の達人」
講談社、山同敦子「日本酒ドラマッチク」
技術評論社大人の自由時間、「うまい日本酒を知る、選ぶ、もっと楽しむ」
光文社知恵の森文庫、上原浩「純米酒を極める」
光文社知恵の森文庫、古川修「世界一旨い日本酒」
日経プレミアシリーズ、北原康行「日本酒テイスティング」
三一書房、蝶谷初男「日本酒がわかる本」
成美堂出版、山同敦子「本格焼酎の辞典」
光文社新書、田崎真也「本格焼酎を愉しむ」
金羊社、「焼酎楽園」
岩波アクティブ新書 49、富永麻子「泡盛はおいしい」
西日本出版社、鯨本あつ子・石原みどり「あまみの甘み あまみの香り」
小学館文庫、瀬川慧「粋に愉しむ焼酎NOW」
枻(えい)出版、「ウィスキーの基本」
新潮選書、土屋守「ウィスキー通」
新潮社、輿水精一「ウィスキーは日本の酒である」
小学館、サライ2017、12月号「ウィスキー基本のき」
講談社+α新書、堀賢一、土屋守、福西英三著、「ワインと洋酒を深く識る酒のコトバ171」
ナツメ社、井出勝茂監修、「最新版 ワイン 完全バイブル」
永岡書店、的場恵子「ベスト・ワインストーリー」
成美堂出版、木村克己監修「ワインの大事典」
ちくま文庫、山下範久「教養としてのワインの世界史」
新星出版社、木村克己「ワインの教科書」
朝日新書、奥山久美子「極上ワイン100本」
新星出版社、「カクテル&スピリッツの教科書」
枻(えい)出版、「ビールの基本」
株式会社マイナビ、「ビールの図鑑」
宝島社、「ビールの教科書」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

       

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