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ブランデー、歴史と愛飲される理由brandy

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ブランデーはどういうものか

ブランデーは、ブドウを発酵させ、蒸留したものの名称です。
しかし現在では、果実を主原料にした蒸留酒のすべてをブランデーと呼ぶようになりました。

フランス西部のコニャック地方でワインを蒸留したものを ” ヴァン ブリュレ(焼いたワイン)”と呼んでいましたが、この地に来たオランダ商人たちがオランダ語で ” ブランデウェイン” と呼んで輸出していました。
その主な輸出先がイギリスだったので、イギリス人たちが ” ブランデー” と縮めて呼ぶようになりました。

ブランデーの語源説には、ノルウェー語で 「焼いたワイン」と呼ばれていたものが、 オランダ語になり、英語なったというものものあります。

ブランデーは、いつどこで最初に造られたか

ブランデーの発祥の起源は、はっきりとはわかっていません。
中世にできたといわれていますが、3つの説があります。

ブランデー 選び方 説の1

7、8世紀ころには、すでにスペインでワインを蒸留していたと言われ、 15世紀にになると、フランスのアルマニャック地方やコニャック地方で生産が始まりました。

13世紀ごろのスペインの哲学者が書いた文献に、錬金術師がワインを蒸留し、不死の霊薬として売り出したが、
当時ペストが流行していたので、ラテン語でアクア  ヴィタエ(Aqua-Vitae) ” 生命の水 ” として珍重されたという記述があります。

それがフランスに伝わり、その地でブランデー造りが盛んに行われようになったといわれています。

ブランデー 選び方 説の2

16世紀、フランスとワインの貿易をしていたオランダ商人が、ワインを船で運ぶのに、少しでも多く運ぶために蒸留して量を減らし、現地で水を加える方法を考え出したというものです。
現在行われている、濃縮還元果汁と同じ発想、方法です。

ブランデー 選び方 説の3

フランスのコニャックの誕生をブランデーの発祥とする説もあるそうです。
当時、ボルドー産の1/3ほどの値段だったコニャック産ワインが、偶然、上質の蒸留酒になることが分かったという説です。
17~18世紀にかけて、コニャック地方で大量のワインが売れ残り、処分に困り、蒸留してみたら見事なブランデーができたので、その後盛んになり、今のブランデー王国、フランスのもとになったというのです。

区切り線

ブランデー 選び方 1713年にはルイ14世がフランスのブランデーを保護する法律を作りました。
これにより品質が保たれるようになり、それ以後のヨーロッパ各国の宮廷に取り入れられ、「王侯の酒」としても広まっていったそうです。
 

区切り線


ブランデーといえばフランス

フランスは、質、量ともにブランデーの生産世界一の国です。

フランス語では、ラテン語の ” 生命の水 ”  アクア  ヴィタエ(Aqua-Vitae)がそのまま訳され、オー ドゥ ヴィー(Eau de Vie)になりました。

1539年、時の国王フランソワ1世が公の場でのラテン語の使用を禁止しました。
そのため、ワインの蒸留酒を指した言葉を直訳したものも、同じ使い方をされました。

しかしその後、時代とともに言葉の意味が広がり、使われる原材料にこだわる図、蒸留酒全般を意味するようになりました。

フランスがブランデー王国になった理由がとしては、ルイ14世がブランデーを保護したことをはじめとして、
フランスとしての誇りでもあるワインから造る蒸留酒として、よりよいブランデーを造ろうとしてきた歴史の賜物かもしれません。
さらに、税法の改正も、ブランデー造りを後押ししました。

以前は酒税の税率がアルコール度数で決められていました。
同じ量なら、アルコール度数15%のワインより、40度のブランデーの方が高かったのですが、
改正により、容量で決められるようになりました。
結果的に、同じ量なら度数に関係なく同じ税率になり、蒸留酒に減税効果をもたらすことになりました。
結果、世界一のブランデー生産国になりました。

 

区切り線


ブランデーといえばブドウから造ったお酒というイメージがありますが、ワイン以外のものから造られたものも意外と多くあります。
ワインを蒸留したものをグレープ ブランデー、リンゴを原料とするカルヴァドスのようなブランデーもあり、
これら以外の果実などから造られるものをフルーツ ブランデーと呼ばれるブランデーもあります。

フルーツ以外でも、穀物やサトウキビを使ったブランデーもあります。

ブランデーは、手のひらの中に包むようにしながら体温であたため、香りをたてるようにして味わったり、
ロックや水割り、ソーダ割など、他のお酒とおなじような愉しみ方もポピュラーになっていますし、
カクテルのベースとして、また製菓用の材料としても、広く使われています。

 
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※参考文献

學燈社、「食の文化誌」
講談社学術文庫、吉田元、「日本の食と酒」
講談社現代新書、井波律子、「酒池肉林」
角川文庫、三井銀行ことばの豆辞典編集室編、「ことばの豆辞典」
新潮文庫、杉浦日向子、「大江戸美味草紙」
角川文庫、和歌森太郎監修、牧田茂、斎藤知克編、「生活むかしむかし」
河出文庫、和歌森太郎、「酒が語る日本史」
サンマーク文庫、上杉孝久、「日本史がおもしろくなる日本酒の話」
講談社現代新書、小泉武夫、「酒の話」
毎日新聞社、「話のネタ」
サイエンス・アイ新書、酒類総合研究所「うまい酒の科学」
講談社、「世界の名酒事典」編集部編「飲めば天国」
講談社、「世界の名酒辞典」
ナツメ社、武者英三監修「日本酒事典」
枻(えい)出版、「日本酒」
ちくま新書、山同敦子「めざせ!日本酒の達人」
講談社、山同敦子「日本酒ドラマッチク」
技術評論社大人の自由時間、「うまい日本酒を知る、選ぶ、もっと楽しむ」
光文社知恵の森文庫、上原浩「純米酒を極める」
光文社知恵の森文庫、古川修「世界一旨い日本酒」
日経プレミアシリーズ、北原康行「日本酒テイスティング」
三一書房、蝶谷初男「日本酒がわかる本」
成美堂出版、山同敦子「本格焼酎の辞典」
光文社新書、田崎真也「本格焼酎を愉しむ」
金羊社、「焼酎楽園」
岩波アクティブ新書 49、富永麻子「泡盛はおいしい」
西日本出版社、鯨本あつ子・石原みどり「あまみの甘み あまみの香り」
小学館文庫、瀬川慧「粋に愉しむ焼酎NOW」
枻(えい)出版、「ウィスキーの基本」
新潮選書、土屋守「ウィスキー通」
新潮社、輿水精一「ウィスキーは日本の酒である」
小学館、サライ2017、12月号「ウィスキー基本のき」
講談社+α新書、堀賢一、土屋守、福西英三著、「ワインと洋酒を深く識る酒のコトバ171」
ナツメ社、井出勝茂監修、「最新版 ワイン 完全バイブル」
永岡書店、的場恵子「ベスト・ワインストーリー」
成美堂出版、木村克己監修「ワインの大事典」
ちくま文庫、山下範久「教養としてのワインの世界史」
新星出版社、木村克己「ワインの教科書」
朝日新書、奥山久美子「極上ワイン100本」
新星出版社、「カクテル&スピリッツの教科書」
枻(えい)出版、「ビールの基本」
株式会社マイナビ、「ビールの図鑑」
宝島社、「ビールの教科書」
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