白ブドウでは世界で最も栽培されている品種。
香りはおとなしいが、コクと酸味のバランスがよく、熟成により風味が豊かになります。
赤ワインでも高品質のワインを生み出す黒ブドウの品種で、繊細で深みのあるワインになります。
ピノ ムニエピノ ノワールが変異した品種で、アッサンブラージュ(ブレンド)するときにバランスを整えるのに使われます。
シャンパーニュ地方は最北端にあるので、寒冷な気候のため毎年同じ品質のブドウを栽培するのが難しくなります。ドン ペリといえばだれもが知っている日本でも最も有名なシャンパンのメゾン。シャンパーニュを生み出したドン ペリニョンがいた修道院の畑を購入し、その名前の付いたシャンパーニュ「ドン ペリニョン」を販売、世界的に知れ渡ったメーカー。
シャンパーニュが今のように世界で飲まれるようになるのに貢献し、シャンパーニュ地方では、ラ グランダム(偉大な女性)と呼ばれるマダム クリコのメゾン。
最高級な品質だけを追求するという信念は創業以来守り続けています。
最高のシャンパーニュを造るためのあらゆる努力を惜しまないというグリュッグ一族のメゾンで、最上のブドウの一番搾りだけを使い、150年以上経つ今でも伝統的な製造法を守っています。
ヘミングウェイやマリ アカラスなど、世界中にクリュギストと呼ばれる愛飲家がいます。
もっとも古いシャンパーニュメゾンの一つ。イギリス、スペイン、スウェーデンなどの王室御用達となった、由緒正しいブランドといわれています。酸味を活かし、伝統的な製法にこだわり、さわやかで上品な口当たりが特徴です。
今ではシャンパーニュの主流になっているブリュット(辛口)を生み出したメゾン。
それまでは甘口が主流だったシャンパーニュを、イギリスとの貿易を考え、イギリス人のし好に合った辛口を造りました。このブリュットによって、イギリスでのシャンパーニュの消費量は3倍を超え、ポメリーの名前は世界中に知り渡りました。
200年以上家族経営でシャンパーニュを造り続ける老舗メーカー。広大な自社畑を所有し、手間と時間を惜しまないハイクォリティのシャンパーニュを造り続けています。
特にロシア皇帝アレクサンドル2世用に造られた「クリスタル」は、高級品として世界的に高い人気を得ています。
淑女のため息
シャンパン ファイト (champagne fight) というのがあります。スポーツの表彰式や祝勝会などで、大きな音を立てるように栓を抜き、シャンパンをかけあって喜びを表わします。
しかし、シャンパーニュを味わうにはふさわしい行為ではありません。泡と一緒に溶けていたうま味も逃げてしまうそうです。
栓の抜き方は、コルクが飛び出さないように布クロスをかけ、上から栓をしっかり押さえ、自由な手で瓶の底をゆっくり回しながら抜くそうです。
静かに栓を抜いた時に漏れる炭酸ガスの音を、「淑女のため息」というそうです。
※参考文献
學燈社、「食の文化誌」
講談社学術文庫、吉田元、「日本の食と酒」
講談社現代新書、井波律子、「酒池肉林」
角川文庫、三井銀行ことばの豆辞典編集室編、「ことばの豆辞典」
新潮文庫、杉浦日向子、「大江戸美味草紙」
角川文庫、和歌森太郎監修、牧田茂、斎藤知克編、「生活むかしむかし」
河出文庫、和歌森太郎、「酒が語る日本史」
サンマーク文庫、上杉孝久、「日本史がおもしろくなる日本酒の話」
講談社現代新書、小泉武夫、「酒の話」
毎日新聞社、「話のネタ」
サイエンス・アイ新書、酒類総合研究所「うまい酒の科学」
講談社、「世界の名酒事典」編集部編「飲めば天国」
講談社、「世界の名酒辞典」
ナツメ社、武者英三監修「日本酒事典」
枻(えい)出版、「日本酒」
ちくま新書、山同敦子「めざせ!日本酒の達人」
講談社、山同敦子「日本酒ドラマッチク」
技術評論社大人の自由時間、「うまい日本酒を知る、選ぶ、もっと楽しむ」
光文社知恵の森文庫、上原浩「純米酒を極める」
光文社知恵の森文庫、古川修「世界一旨い日本酒」
日経プレミアシリーズ、北原康行「日本酒テイスティング」
三一書房、蝶谷初男「日本酒がわかる本」
成美堂出版、山同敦子「本格焼酎の辞典」
光文社新書、田崎真也「本格焼酎を愉しむ」
金羊社、「焼酎楽園」
岩波アクティブ新書 49、富永麻子「泡盛はおいしい」
西日本出版社、鯨本あつ子・石原みどり「あまみの甘み あまみの香り」
小学館文庫、瀬川慧「粋に愉しむ焼酎NOW」
枻(えい)出版、「ウィスキーの基本」
新潮選書、土屋守「ウィスキー通」
新潮社、輿水精一「ウィスキーは日本の酒である」
小学館、サライ2017、12月号「ウィスキー基本のき」
講談社+α新書、堀賢一、土屋守、福西英三著、「ワインと洋酒を深く識る酒のコトバ171」
ナツメ社、井出勝茂監修、「最新版 ワイン 完全バイブル」
永岡書店、的場恵子「ベスト・ワインストーリー」
成美堂出版、木村克己監修「ワインの大事典」
ちくま文庫、山下範久「教養としてのワインの世界史」
新星出版社、木村克己「ワインの教科書」
朝日新書、奥山久美子「極上ワイン100本」
新星出版社、「カクテル&スピリッツの教科書」
枻(えい)出版、「ビールの基本」
株式会社マイナビ、「ビールの図鑑」
宝島社、「ビールの教科書」
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