日本ワインは、いつごろから造られていたのでしょうか。
以前は個性に乏しい品種とされてきましたが、近年の品質向上により、日本を代表する固有種として、
2010年、「葡萄・ワイン国際機構」に ” koshu ” として品種登録されました。
さわやかな味わいで日本食によく合い、特に白ワインは日本酒を思わせるような日本人の好みにぴったりのワインです。
また、ロンドンで行われる「デカンタ・ワールド・ワイン・アワーズ」という、 世界でも最高峰のコンクールで、繊細で、複雑な香りと、深い味わいが評価され、金賞を受賞しました。
詳しくは、「日本生まれのブドウで造る日本ワイン ― 白ワイン編」を見てください。
新潟県の川上善兵衛が日本の気候に合わせて作ったベリー種とマスカット ハンブルグ種を交配させて作った品種。 早飲みから長期熟成タイプまで、様々なワインが造られます。
八代自社栽培の芳醇完熟ぶどう巨峰を無補糖・低温醗酵で仕上げたフルーティーな芳香が特徴のワインです。 |
主なブドウの産地は十勝、富良野、余市、小樽などです。
寒冷な土地なので、ヨーロッパ品種との品種改良が行われ、病害虫の被害も少なく、農薬や殺虫剤の使用も少なくて済むそうです。
天童市、米沢市、上山市周辺が主な産地で、キャンベル種やマスカットベリー A などを主に栽培していましたが、最近はヨーロッパ系のシャルドネなども栽培し、質の高いワインも造られています。
甲州市、笛吹市、山梨市で、より寒冷な北杜市などでも栽培されています。
栽培されている品種は、甲州種、マスカットベリー A、巨峰、カベルネ ソーヴィニヨンなどで、地域一体となって日本のワインの先頭を行っています。
長野市、松本市、安曇野市、塩尻市周辺で栽培され、コンコード種、マスカットベリー A などが古くから栽培されていますが、メルローなどの品質の高いワインもあります。
ほかの地方でもワイン造りは行われています。
おもなワイナリーのある県は、岩手の花巻市、福島の会津地方、栃木の足利市、新潟の上越市、新潟市、志賀の東近江市や大阪の中央区、柏原市、兵庫には神戸にあり、西に行って鳥取の北栄市、広島の三次市、島根の南雲市、九州の熊本にも熊本ワインがあります。
※参考文献
學燈社、「食の文化誌」
講談社学術文庫、吉田元、「日本の食と酒」
講談社現代新書、井波律子、「酒池肉林」
角川文庫、三井銀行ことばの豆辞典編集室編、「ことばの豆辞典」
新潮文庫、杉浦日向子、「大江戸美味草紙」
角川文庫、和歌森太郎監修、牧田茂、斎藤知克編、「生活むかしむかし」
河出文庫、和歌森太郎、「酒が語る日本史」
サンマーク文庫、上杉孝久、「日本史がおもしろくなる日本酒の話」
講談社現代新書、小泉武夫、「酒の話」
毎日新聞社、「話のネタ」
サイエンス・アイ新書、酒類総合研究所「うまい酒の科学」
講談社、「世界の名酒事典」編集部編「飲めば天国」
講談社、「世界の名酒辞典」
ナツメ社、武者英三監修「日本酒事典」
枻(えい)出版、「日本酒」
ちくま新書、山同敦子「めざせ!日本酒の達人」
講談社、山同敦子「日本酒ドラマッチク」
技術評論社大人の自由時間、「うまい日本酒を知る、選ぶ、もっと楽しむ」
光文社知恵の森文庫、上原浩「純米酒を極める」
光文社知恵の森文庫、古川修「世界一旨い日本酒」
日経プレミアシリーズ、北原康行「日本酒テイスティング」
三一書房、蝶谷初男「日本酒がわかる本」
成美堂出版、山同敦子「本格焼酎の辞典」
光文社新書、田崎真也「本格焼酎を愉しむ」
金羊社、「焼酎楽園」
岩波アクティブ新書 49、富永麻子「泡盛はおいしい」
西日本出版社、鯨本あつ子・石原みどり「あまみの甘み あまみの香り」
小学館文庫、瀬川慧「粋に愉しむ焼酎NOW」
枻(えい)出版、「ウィスキーの基本」
新潮選書、土屋守「ウィスキー通」
新潮社、輿水精一「ウィスキーは日本の酒である」
小学館、サライ2017、12月号「ウィスキー基本のき」
講談社+α新書、堀賢一、土屋守、福西英三著、「ワインと洋酒を深く識る酒のコトバ171」
ナツメ社、井出勝茂監修、「最新版 ワイン 完全バイブル」
永岡書店、的場恵子「ベスト・ワインストーリー」
成美堂出版、木村克己監修「ワインの大事典」
ちくま文庫、山下範久「教養としてのワインの世界史」
新星出版社、木村克己「ワインの教科書」
朝日新書、奥山久美子「極上ワイン100本」
新星出版社、「カクテル&スピリッツの教科書」
枻(えい)出版、「ビールの基本」
株式会社マイナビ、「ビールの図鑑」
宝島社、「ビールの教科書」
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