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焼酎はどこに伝わり、どのように発展して今日に至ったか、その歴史的背景がわかります。

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焼酎の歴史

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焼酎/使われる原料により様々な味わいが楽しめる人気の酒

焼酎はいつごろから日本で造られていたのか

日本で焼酎がいつから造られるようになったのかは正確にはわからないそうです。
ただ、琉球(沖縄)や奄美諸島では14世紀には飲まれていたのではないかといわれています。

焼酎造りの技法が日本に伝わったルートに行いては、定説はないそうですが、
有力な4つの説があります。

焼酎 種類
  • ・15世紀ころ交易のあったシャム王国(タイ)、あるいは中国の福建省あたりから焼酎に似たものが琉球を経て奄美諸島、薩摩地方に伝わったというもの。
    この製法は海中に乗って壱岐・対馬・八丈島に伝わったといわれています。
  • ・14~15世紀ころ、朝鮮半島や中国沿岸に勢力を伸ばしていた倭寇と呼ばれる商船団が日本に持ち帰ったという説。
    取引のあった産物の中に、焼酎に似たものがったらしいのです。   
  • ・古来から交易のあった朝鮮半島から高麗酒が壱岐・対馬から伝わってきたという説。1404年、李朝から対馬領主に焼酎が贈られたという記録が残されています。
  • ・ラオスやベトナム北部から沖縄に伝わった説。
蒸留の技術がどのように生み出されたかは正確にはわかっていませんが、5世紀ごろアラビアで開発された「アランビック」という単式蒸留機が西洋やアジアへ伝えられたという説があり、琉球王国にこの製法が伝えられ泡盛が造られましたが、泡盛は今でも主に単式蒸留法で造られています。

焼酎 種類

昔は薩摩の島津家に泡盛の製法が伝えられ芋焼酎が造られたり、江戸時代には徳川将軍家に琉球王国から泡盛が献上されたりしていました。
江戸時代の日本では、焼酎のことを、ポルトガル語のアラックから、「荒木酒」または「亜利吉酒」と呼ばれたりもしていたそうですが、「アランビック」と何らかの関連があるのかもしれません。

※蒸留技術ができたのある程度分かっていますが、蒸留酒がいつごろできたのかは定かではないそうです。
ただ、13世紀の中国ではすでに蒸留酒が飲まれていて、中国を発祥の地とする説が有力とのことです。

おいしいお酒 区切り線

焼酎は医薬品だった?

映画やテレビの時代劇で、傷口に酒を吹きかけて治療するシーンをよく見ますが、
江戸時代以前は、アルコール度数の高い焼酎は、飲料としてよりも、傷口の消毒などの医薬品として使われていたようです。

特に戦の絶えなかった江戸時代以前、戦場でのけが人の手当てに必要だったうえ、供給される量が少なく、高価だっだので、飲酒用には回らなかったようです。

メソポタミアの遺跡から、紀元前4~3世紀ころの簡単な蒸留器が出土していて、 紀元前1300年頃のエジプトでは、
ナツメヤシの蒸留酒が売られていた事がわかりました。
古代エジプトでも、蒸留酒は、アルコール飲料としてよりも、薬品として使われていたそうです。

西洋でお酒として飲まれるようになったのは、東洋よりも2~300年後だったそうですが、
沖縄や九州を除く日本では、江戸時代になってからだったそうです。

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※参考文献

學燈社、「食の文化誌」
講談社学術文庫、吉田元、「日本の食と酒」
講談社現代新書、井波律子、「酒池肉林」
角川文庫、三井銀行ことばの豆辞典編集室編、「ことばの豆辞典」
新潮文庫、杉浦日向子、「大江戸美味草紙」
角川文庫、和歌森太郎監修、牧田茂、斎藤知克編、「生活むかしむかし」
河出文庫、和歌森太郎、「酒が語る日本史」
サンマーク文庫、上杉孝久、「日本史がおもしろくなる日本酒の話」
講談社現代新書、小泉武夫、「酒の話」
毎日新聞社、「話のネタ」
サイエンス・アイ新書、酒類総合研究所「うまい酒の科学」
講談社、「世界の名酒事典」編集部編「飲めば天国」
講談社、「世界の名酒辞典」
ナツメ社、武者英三監修「日本酒事典」
枻(えい)出版、「日本酒」
ちくま新書、山同敦子「めざせ!日本酒の達人」
講談社、山同敦子「日本酒ドラマッチク」
技術評論社大人の自由時間、「うまい日本酒を知る、選ぶ、もっと楽しむ」
光文社知恵の森文庫、上原浩「純米酒を極める」
光文社知恵の森文庫、古川修「世界一旨い日本酒」
日経プレミアシリーズ、北原康行「日本酒テイスティング」
三一書房、蝶谷初男「日本酒がわかる本」
成美堂出版、山同敦子「本格焼酎の辞典」
光文社新書、田崎真也「本格焼酎を愉しむ」
金羊社、「焼酎楽園」
岩波アクティブ新書 49、富永麻子「泡盛はおいしい」
西日本出版社、鯨本あつ子・石原みどり「あまみの甘み あまみの香り」
小学館文庫、瀬川慧「粋に愉しむ焼酎NOW」
枻(えい)出版、「ウィスキーの基本」
新潮選書、土屋守「ウィスキー通」
新潮社、輿水精一「ウィスキーは日本の酒である」
小学館、サライ2017、12月号「ウィスキー基本のき」
講談社+α新書、堀賢一、土屋守、福西英三著、「ワインと洋酒を深く識る酒のコトバ171」
ナツメ社、井出勝茂監修、「最新版 ワイン 完全バイブル」
永岡書店、的場恵子「ベスト・ワインストーリー」
成美堂出版、木村克己監修「ワインの大事典」
ちくま文庫、山下範久「教養としてのワインの世界史」
新星出版社、木村克己「ワインの教科書」
朝日新書、奥山久美子「極上ワイン100本」
新星出版社、「カクテル&スピリッツの教科書」
枻(えい)出版、「ビールの基本」
株式会社マイナビ、「ビールの図鑑」
宝島社、「ビールの教科書」
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