ウィスキーの種類について
日本のウィスキー造りはスコッチ ウイスキーがもとになっていますが、
スコットランドでは、以前はモルト ウィスキーといわれるものだけでした。
19世紀の半ばに連続式蒸留機が造られ、グレーン ウィスキーが誕生し、
この2つをブレンドしたブレンデッド ウィスキーが造られました。
ブレンデッド ウィスキーができたことによって、ウィスキーは世界に広がったそうです。
現在のスコッチ ウイスキーの製造は、モルト ウィスキー、グレーン ウィスキー、ブレンデッド ウィスキーの3つに分けられます。
モルト ウィスキー
モルト(malt)とは、大麦を発酵させて作る大麦麦芽の英語名です。
モルトだけを原料に、単式蒸留器で2~3回蒸留したウィスキーで造られるのが、モルト ウィスキーです。
香味成分が多く残り、個性的な風味が特徴になります。
シングルモルトの聖地、スカイ島とカンベルタウンを代表する2大モルト「タリスカー」「グレンスコシア」セット。潮香るスモーキーな風味は、モルトウイスキーは初めて方から、シングルモルトファンまでおススメ。
|
シングルモルトで一番楽しまれている熟成レンジ12年を、蒸留所別に味わえる3本セット。モルトウイスキーの個性の違いが楽しめます。
|
赤ワイン熟成樽の空き樽をウイスキーの後熟に使用。
モルト100%のウイスキーの華やかさと、豊潤さに、フレンチオーク樽による個性が加わりました。
|
グレーン ウィスキー
トウモロコシや小麦などの穀物(grain)を大麦麦芽の糖化酵素で糖化して、連続式蒸機で留蒸留したウィスキーをいいます。
連続式蒸留機を使うとアルコール分が100%に近いものになってしまうので、スコットランドでは94.8%以下に蒸留するそうです。
大量に安価で出来るのですが、ウィスキーらしさが薄いので、” サイレント スピリッツ ” と呼ばれるそうです。
そのため、単独ではなく、ほとんどがブレンデッド ウィスキーに使われます。
ブレンデッド ウィスキー
モルト ウィスキーとグレーン ウィスキー、それぞれを数種類から数十種類をブレンドしたウィスキーのことをいいます。
通常はモルトが30~40種類、グレーンが3~4種類から合わせてブレンドするそうです。
ブレンドする人のことをブレンダーといいます。
様々な原酒から、ブレンダーがブレンディングしてウィスキーの味や香りを決めます。
樽に詰められた原酒はひと樽ごとに微妙に異なり、品質の維持管理は機械ではできないとも言われています。
何千種類もの原酒を掛け合わせて一つのボトルを創り出し、その味を変わらずに維持していかなければならない大変な仕事なのだそうです。
オーク樽熟成原酒にバーボンの原酒をブレンド、ロイヤルオークは人気のシリーズです。
|
北陸で唯一のウイスキー蒸留所(三郎丸蒸留所)がつくる地ウイスキーが飲み比べ出来るセット。
|
シングルモルト ウィスキー
モルト ウィスキーは個性的な風味が特徴で、1900年代の後半に、シングルモルトのブームが起きました。
1ヶ所の蒸留所だけで造られ、瓶詰めされたモルト ウィスキーがシングルモルトです。
蒸留所が違えば味も風味も違うので、それぞれの違いを飲み比べるのも楽しみの一つになります。
ピュアモルト ウィスキー
グレーン ウィスキーを一切まぜずに、モルト ウィスキーだけを瓶詰したウィスキーのことをいいます。
複数の蒸留所のモルト ウィスキーを混ぜたものをヴァッテッド モルトと呼ばれることと区別するために、ピュアモルトウィスキーと呼んで強調していたようなのですが、今ではシングルモルト ウィスキーと表記されているようです。
ヴァッテッド ウィスキー
ウィスキーを入れる大きな桶、または容器のことをヴァットといいますが、
複数のモルト ウィスキー、または複数のグレーン ウィスキーを、それぞれ大きな桶に混ぜることをヴァッティングといいます。
ヴァッティングされて造られたものがヴァッテッド ウィスキーです。
モルトとグレーンを混ぜるブレンディングとは、区別されています。
シングル カスク ウィスキー
樽熟成させるとき、同じ醸造所で、隣同士でも、ひと樽ごとに微妙に風味が違ってきます。
瓶詰めするときには水を加えてアルコール度数を調整しますが、その時白濁の原因となる物を低温ろ過処理で取り除きますが、最近、樽出しのままの度数のカスク ストレングスと、冷却ろ過しないノン チル タイプにこだわったシングル カスクの人気が高まっているそうです。
シングルモルトで一番楽しまれている熟成レンジ12年を、蒸留所別に味わえる3本セット。モルトウイスキーの個性の違いが楽しめます。
|
オーク樽で5年以上熟成されたモルトとシェリー樽熟成モルト、ピーテッドモルトをバランスよくブレンドしたピュアモルトウイスキーです。
|
お宅に眠っているお酒をどこよりも高く買取ってくれます。
〔出張買取、店頭買取、宅配買取、OK〕
ウィスキーについての関連記事
ウィスキー
・
ウィスキーの分類
・
ウィスキーができるまで
・
ウィスキーの風味による違い
・
アイリッシュウィスキーについて
・
スコッチウィスキー
・
アメリカンウィスキー
・カナディアンウィスキー
・
日本のウィスキー
・
日本のクラフト蒸留所
・
ウィスキーの楽しみ方
・ウィスキーに関する用語の説明