「アルコール発酵」といわれるもので、これは果皮についた自然酵母がブドウの糖分をエチル アルコールと炭酸ガスに分解し、エネルギーを得ることで起きる現象です。
醸造酒はどういうものか
醸造酒は、酵母が糖分を分解し、エチル アルコールと二酸化炭素を作りながら増殖する働き、発酵を利用して造られます。
酵母は発酵を続けますが、アルコール度数が高くなってしまうと、酵母自体の活動が止まって止まってしまうので、
自然発酵ではアルコール分が20%を超えることはないそうです。
したがって、醸造酒のアルコール度数は、20%を超えるものはないことになります。
醸造酒には、主に日本酒、ワイン、ビール、シードル(リンゴ酒)、ミード(蜂蜜酒)などがあります。





蒸留酒はどういうものか
蒸留酒は、液体に熱を加えて蒸発させたものを再び冷やして液体に戻すことをいいます。
水を気化させて、その蒸気を冷やすとまた水に戻ります。
水を純化させる方法として知られていますが、それを醸造酒で行うことで出来るのが蒸留酒です。
蒸留酒も次のように分けられます。
蒸留の技術は、昔から香料を得るためにあったものを応用したとのことですが、
錬金術の精製の技術を用いたともいわれています。
また、5世紀ごろアラビアで開発された「アランビック」という単式蒸留器が西洋からアジアへ伝えられたという説もあります。
いろいろな説があるということは、はきっりしたことはわかっていないということのようです。
蒸留酒は英語で「スピリッツ」といいます。
蒸留したままの無色透明なものを「ホワイト スピリッツ」、樽で熟成させたものを「ブラウン スピリッツ」といいます。
「ホワイト スピリッツ」には、ジン、ウォッカ、白酒(パオチュウ)、焼酎などがあります。
「ブラウン スピリッツ」には、ウイスキー、ブランデー、ダーク・ラムなどがあります。
樽で熟成させるものには、樽に使う材料や樽の作り方によっても味が変わってくるといわれます。

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混成酒はどういうものか
混成酒は、
醸造酒や蒸留酒をベースにして、植物や果実、香味料、糖分などを加えて作るのが混成酒です。
各種のリキュール、日本のみりんや梅酒などもここに含まれますが、
ヴェルモットのようにワインベースのものは広い意味でのワインに含まれるそうです。
原料から見るお酒
ワイン、ブランデー、シードルなどは果実を原料にしていますが、多くは穀物を原料にしています。
原料となる果物をには、モモやナシ、ビワなどもあるそうです。
梅酒は、梅そのものが発酵しないので、焼酎に砂糖ともに漬けて、エキスが溶け出たものを楽しみます。
この方法は応用が広く、中にはご家庭で、夏ミカンやイチゴ、キューイなど、 好みのフルーツを漬けて楽しまれている方も多いはずです。
中には何が漬かっているのかわからず、その正体に気づいて思わず腰をぬかすなんて言うことも起きかねないものもあります。
マムシ酒です。沖縄に行くと、ハブ酒になります。

シードル(リンゴ酒)はヨーロッパでは広く飲まれています。
淡い透明の液体の中を炭酸の泡が立ち上っていきます。 まるでサイダーのようですが、実はサイダーです。
シードルはフランス語読みで、英語読みはサイダー。
(ゴジラとガズィラ、カエサルとシーザーの違いとおなじです。)
神戸の山中に自然に湧き出ている炭酸水があって、 それを売り出すときにサイダーと名前を付けたと記憶していたので、 確認のためネットで調べてみたら、違ってました。
始めは「タンサン」という名前で売り出したようですが、単なる炭酸水なので人気は出なかったようです。
その会社を今の「三ツ矢サイダー」が買いとって、 後に香料と甘味料を加えた新しい飲料として売り出し、いくつかの名前の変遷を経て「三ツ矢サイダー」として定着していったようです。
ちなみに、日本初のサイダーは、 明治元年(1868年)横浜の外国人居留地でイギリス人のノース・アンドレーが製造販売したものだそうです。
ただ居留地内の外国人向けだったようで、本格的に流通したサイダーの元祖は、 明治32年(1899年)、横浜扇町の秋元己之助が売り出した「金線サイダー」といわれています。