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リキュールにはどんな種類があるのか、どんな薬効成分が含まれているるのかが分かります。

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リキュールの種類liqure item

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リキュールの種類について

リキュール 選び方

リキュールの分類

日本でリキュール類というと、税法上の、
「種類と糖類を原料とした酒類でエキス分が2度以上のもの」という大雑把な分類になります。
エキス分というのは、水とアルコール以外の、風味のもとになる原料の成分のことをいいます。

欧米では、日本よりは細かく、具体的に定められています。

リキュール おすすめUE諸国
アルコール分が15%以上で、糖分を1ℓ当たり100g以上を含むものがリキュールとされています。
糖分が1ℓ当たり250g以上ふきまれているものはクレーム ドゥ(crème de)の名称が使え、400g以上含まれているものは、クレーム ドゥ カシスという名称になります。

リキュール おすすめフランス
EUの中でもフランスは、アルコール分15%の酒に、ボタニカル(草根木皮)やフルーツ、穀物などを煎じたり、漬けて置いた液体、あるいはその液体を蒸留したもの、またはそれらを調合した液体で、砂糖などで甘さが加えられていること、と定められています。

リキュール 選び方アメリカ
アルコール、ジン、ブランデーなどの蒸留酒を使い、砂糖2.5%以上を含んでいるもので、フルーツや花、生薬などのジュースまたはフレーバーを使ったアルコール飲料と定められています。
国内産のものは、コーディアルと呼ばれることが多く、
また、合成のフレーバーを使ったものは、アーティフィシャルと表記しなければならないそうです。

リキュール 選び方

製造法による違い

リキュールは、スピリッツ+香味成分ですが、スピリッツに香味成分(エキス分)を溶け込ます方法は、
多き分けて5つあります。

  • 1)蒸留法

    スピリッツと芳香性を持たせる原料を一緒に蒸留して、エキス成分同時に抽出する方法。
    薬草や柑橘系の果皮オイルを使う時に用いられます。

  • 2)冷浸漬(しんし)法

    日本の梅酒と同じ方法で、果実などをそのまま漬ける方法。

  • 3)温浸漬法

    植物性の原料を熱湯に入れて、成分を分離抽出する方法。お茶を淹れるのと同じような方法です。

  • 4)パーコレーション法

    コーヒーをサイフォンで入れるのと同じ方法で、コーヒーやカカオ、バニラ系に使われます。

  • 5)エッセンス法

    天然、あるいは人口のエッセンスを入れる方法。

リキュール造りには、これらの方法を単独、あるいは併用して使います。

リキュール 選び方

リキュールに使われる材料による違い

リキュールはできているスピリッツに香味成分という風味を加えるものです。
何を加えるかは、そのリキュールの個性を毀滅重要なものになります。
香味成分は大きく4つに分けられます。

  • ハーブ(薬草・香草)系リキュール

    リキュールの種類 シナモンやアニスなどの多種類のハーブをブレンドして、
    ビターで爽やかな味にファンも多いリキュール。
    カンパリやベネディクティンが代表的なリキュールになります。

    *カンパリは1860年イタリア ミラノのカフェ店主カンパリさんが、ボタニカルとグレープスピリッツで造ったビター系のリキュールです。

    *ベネディクティンは、フランス ノルマンディー地方のベネディクテト会トリニテ協会の、ベルナルド バンセリという人が造りました。

  • フルーツ系リキュール

    リキュールの種類フルーツの数だけ種類がある、といっても過言ではありません。
    フルーツのさわやかさが人気のリキュールです。
    薬効効果よりも、味や香りに重きを置いて造られています。
    甘さで女性ファンの多いコワントローはそのまま飲んでも、カクテルベースにも人気ですし、洋菓子つくりにも利用されることが多いリキュールです。
    チェリー ブランデーやクレーム ドゥ カシス、キュラソーなどが代表的なものになります。

  • ナッツ・種子系リキュール

    リキュールの種類甘くて香ばしくて、ビター&濃厚。
    カクテルベースやお菓子の材料に欠かせないのが、ナッツ、種子、果実の核系のリキュールです。
    コーヒーやナッツ、クルミなどの種子やアンズの核が原料のものもあります。
    コーヒーリキュールやアマレットが有名です。

    *コーヒーリキュールはコーヒー豆を焙煎した後、ラムなどに漬けて造ります。

    *アマレットはアンズの核をブランデーに浸し、数種類の香草エキスをブレンドして熟成させて造ります。アーモンド香が特徴です。       

  • 特殊系リキュール

    リキュールの種類製造技術の進歩に進歩によって、動物性成分のものとアルコールを合わせることができるようになり、
    卵やクリームやヨーグルトなどの乳成分などを使った個性的な味のものが造られています。
    EU出は「エマルジョンリキュール」と呼ばれています。
    卵黄を使ったアドヴォカートは有名です。


リキュールの種類日本のリキュール

日本のリキュールの歴史は「屠蘇」から始まるようです。
清酒やみりんに生薬を漬けこんで作ります。

(みりんは調味料と思われているかもしれませんが、米、米こうじ、焼酎で造る立派なお酒です。豊かな風味、芳醇な甘味。飲んでもおいしいリキュールです。)

屠蘇は中国観時代の華佗という名医が考えたものといわれていますが、日本には平安時代に伝わったといわれています。
整腸作用や風の予防などの効果があるとされ、西洋のリキュールと同じように薬用酒として用いられたようです。

リキュール 選び方

室町時代になると、「菊酒」が造られるようになりました。

江戸時代の『本朝食鑑』によると、菊酒には2種類あって、
1つは、菊の花びらを浸した水で清酒を造る「加賀の菊酒」。
もう1つは、菊花を焼酎に浸し、数日後に煎沸し、甕中に収め貯え、 氷糖を加えて造る「肥後の菊酒」で、
現在の梅酒などを造るのと同じ製法です。

中国では菊を浮かべた水は不老長寿の特別な力があると信じられていたようですが、
菊酒も薬酒として用いられていたことや、製造方法なども、西洋のリキュールと同じような発達の仕方をしました。

リキュール 選び方

日本の代表的リキュールといえる梅酒は、最近外国人にも知られてきて人気も出てきたようですが、文献にその名が見られるのは、江戸時代の元禄8年に書かれた『本朝食鑑』だそうです。

また、日本で一番造られているリキュールは、なんといっても缶チューハイです。
焼酎のイメージが強いのですが、税法上はリキュールの分類になります。

※ 海外でも人気の、日本生まれのリキュール。
サントリーの「ミドリ」は、1978年にアメリカで販売されると、鮮やかな緑色で大ヒットしたそうです。
それ以来、どこのバーにも置いてある定番リキュールになっているそうです。


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